Salty Geek
by Jun_Nakane
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中根淳一 Junichi Nakane
横浜と湘南の海にほど近い街に生まれ育ち、6歳のときに初めて釣り竿を手にしてから10歳でルアーフィッシング、12歳になると父親の影響でフライフィッシングをはじめる。現在ではソルトウォーター・フライフィッシングを得意としながら、湖や川へも通い、フィールドを選ばず幅広く釣りを楽しんでいる。同時にフライキャスティングセッション「CASTOUT」の主宰やフィッシング・イベントの企画・運営、各種スクール講師、さらに雑誌への連載執筆など精力的に活動中。職業はグラフィックデザイナー、イラストレーター、ライター。
● Patagonia
フライフィッシング・アンバサダー
● FFI認定
キャスティングインストラクター
● 著書
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釣った魚を食べるということ
9月のオフショアで釣れたカツオを美味しくいただきました。私の釣りでは、常にキャッチ&リリースを基本としておりますが、年に1、2度だけ家族が1〜2日で食べきる量という範囲で持ち帰ることもあります(トラウトを持ち帰るのは管理釣り場のみです)。
今回はカツオ1尾を持ち帰り、タタキ、おろしポンズ、ユッケを作り、翌日も角煮にして余すことなく美味しくいただきました(私が調理しましたので余しません)。
釣りはジャンルを問わず、魚がいなければ成立しない遊びです。疑似餌によく反応してくれる個体は、その特徴を遺伝子として、子孫へ受け継ぐという話しも聞きます(ルアーやフライで釣れた魚の子供や孫は、同じくルアーやフライで釣れる可能性が高くなる)。ですので、リリースはとても大事なことです。
家族が1~2日で食べきる量というのは、私が決めたルールです。リリースが大事と言っておきながら矛盾しているかもしれませんが、時には自分で殺して食べることにより、そのありがたみを噛み締めたいと思っています。
家族が……は、先輩フライフィッシャーである父親から受け継いだ考えでもあります(実際には「家族がその日に食べる分だけ」)。これは魚が減少しない適量なのか分かりませんが、お隣やご近所に配るような量は持ち帰らないようにしています。
漁師さんの獲った魚も感謝して食べておりますが、やはり実感として「自分の手で……」ほどの強い印象はありません。また、お子様がいらっしゃる方は切り身ではなく、生きて泳いでいたそのものの姿を見せて、その命が自分や家族の糧になっていることを教えていただきたいです。
私は寿司屋の息子です。当時は店の2階に住んでおりましたので、生命の尊さが分からないような小さな頃から、毎日生きた魚に触れて、生き物から食べ物になっていく過程を見てきました。ですので強く感じますが、その命を自らに取り込むことによって「生きていけるという現実」を直接的に感じるためにも、自らの手で調理して、食べてみるのもよいと思うのです。
海に囲まれた日本では、古来から魚食の文化が根付いています。
しかし、このまま消費し続けると絶滅しかねない魚がいます。
これ以上環境を破壊し続けると子孫を残せない魚もいます。
その魚たちを「守っていく」意識を強く持ち続けるため、絶った命を余すことなく美味しくいただくことで「なぜ守らなければいけないのか」ということを、常に忘れないようにしたいと感じております。
本稿はあくまでも「釣った魚を食べるということ」を推奨するものではありません。「食べる」か「食べない」かは、フィールドの現状をよく知っている、釣り人の皆さんが個人で判断すればよいと思います。
でも、「釣れなくなったら」「食べられなくなったら」嫌ですよね?
オフショアの釣りだけ紹介するつもりが、追加でちょっと難しい話になりましたが、釣りは「食べる」「食べない」にかかわらず楽しいものです!
今回はコメントを書き込めるようにしてありますので、冒頭に述べたようにご意見やご批判は、私のみにお寄せください。