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Salty Geek


by Jun_Nakane

■Profile of the writer■
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中根淳一  Junichi Nakane

横浜と湘南の海にほど近い街に生まれ育ち、6歳のときに初めて釣り竿を手にしてから10歳でルアーフィッシング、12歳になると父親の影響でフライフィッシングをはじめる。現在ではソルトウォーター・フライフィッシングを得意としながら、湖や川へも通い、フィールドを選ばず幅広く釣りを楽しんでいる。同時にフライキャスティングセッション「CASTOUT」の主宰やフィッシング・イベントの企画・運営、各種スクール講師、さらに雑誌への連載執筆など精力的に活動中。職業はグラフィックデザイナー、イラストレーター、ライター。

Patagonia
 フライフィッシング・アンバサダー

FFI認定
 キャスティングインストラクター

● 著書
 Salty Flies
(つり人社)

 Salty Talks
(つり人社)



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私の愛用品 #08 - Patagonia Stormfront -

私の愛用品 #08 - Patagonia Stormfront -_f0315711_18191192.jpg
【 混同されやすいのですが防水と完全防水は全くの別物です 】

愛用品 #01でもご紹介したストームフロント・ヒップ・パックですが、昨秋にリニューアルされ、さらに使いやすくなっております。もうこのシリーズは愛用品以上に、「必携のギア」といえるほど活躍してくれています。


私の愛用品 #08 - Patagonia Stormfront -_f0315711_19382614.jpg

ボックス型だった前製品までと比較して体に沿うような形状になり、荷重が外側に逃げないため、同じ量の荷物でもいくらか軽く感じます。また、ベルトの取り付け部はかなり頑丈なので、ここが劣化して浸水する心配も軽減されています。

さらにシンプルな構造に戻ったので乾燥時間も短縮され、外側のポケット(耐水ジッパー)には水抜きのための穴も新設。これらはとても重要で、航空機を使う遠方への釣行では、できるだけ早く乾いて軽くなってほしいのです。

理想をいえば中に仕切りが欲しいところですが、パーツが多くなるほど浸水の恐れや壊れる心配もありますし、もちろんコストも増してしまいます。ここは大小の密閉袋を用意して対応すればよいことですし、各々好きにアレンジできると割り切っています。

愛用品 #01でも書きましたが……このパックを使うまでは海でも旧製品のヒップチェストパックを使っていました。フライボックスを防水にするなど(何個も持つとかなり重いです)、入れるものに気を使っていましたが、ストームフロントであれば超軽量のmorellフイライボックスも使えますので、斜め掛けすることが多い私は肩への負担がかなり軽減しました(ちなみに淡水ではヒップチェストパックを使うことも多いです)。

   製品詳細(Patagonia HPより転載)
  • TPUコーティングを施した耐久性に優れ頑丈なポリエステル素材は完全防水性を提供
  • フライボックスや小型カメラ、予備のウェアを収納できるメインコンパートメント。アクセスしやすい完全防水性のTIZIPを採用したジッパー付き
  • かさばらないパッド入りの調節可能なヒップベルトとネックストラップは、大量のギアと荷重配分に対応
  • 防水性素材に穴をあけることなく鉗子やピンオンリールを取り付けられる便利なホルダー付き
  • Rear adjustable lash straps for a rod tube or jacket
  • 11.75オンス・800デニール・ナイロン100%。片面にTPU(サーモプラスチック・ポリウレタン)コーティング、DWR(耐久性撥水)加工済み
  • 564 g (19.9 oz)
  • フィリピン製
私の愛用品 #08 - Patagonia Stormfront -_f0315711_18191278.jpg
【 ケースのないエーベル社ヘモスタットはこんな感じで(左)/背面のD管にフィッシュグリップ、ストラップにはTG4用のケース(右)】



以前まで航空機の移動では預け荷物にグレート・ディバイダーをフレイトライナー・マックス(旧製品)に入れて運んでいました。しかし1グラムでも軽くしたいと思い、ブラックホール・ウィールド・ダッフルとストームフロント・パックに変更。これに機内持ち込みはブラックホール・パックの組み合わせが一時期の定番でした。

しかし何でパックを2つも持って旅をしているんだろう? という疑問が……(笑) これには理由があって、チケットやら小物を出し入れするには、ほぼ1室構造のストームフロント・パックが使いにくかったからです。

そして現行ストームフロント・パックですが、前モデルから付いた外側のポケットが弾性素材に変わったことで、より使い勝手がよくなりました。この耐水性ポケット(完全防水ではありません)が見た目以上に収納力があり、チケットや財布以外にもすぐに出し入れしたい、スマートフォンからコンパクトデジカメまで詰め込めます(保安検査を通る時に便利です)。

このポケットが付いたことによって、パックが1つになりました。移動時には一眼レフやMacBook、iPadなどを入れて運び、現地に着いたら予備のフライボックスやリールなどに入れ替えてボートバッグにしたり、荷物が多い時にはヒップ・パックの代わりに使っています。

トップ写真のパックはもう一年以上、かなり重い荷物を入れて旅に連れ回しておりますが、まったくトラブルもなく愛着が増してきました。

   製品詳細(Patagonia HPより転載)
  • TPUコーティングを施した耐久性に優れ頑丈なナイロン素材は完全防水性を提供
  • 大型メインコンパートメントは完全防水性のTIZIPを採用したジッパーで容易にアクセス可能。15インチまでのラップトップ・コンピューターや一眼レフカメラ、複数のフライボックスを収納できる大きさ。外側に小物の収納に便利なポケット付き
  • かさばらないパッド入りの調節可能なショルダーハーネスと取り外し可能なウエストベル
  • 外側にロッドチューブを取り付けられる2つのウェビング・ループ付き
  • 鉗子やピンオンリールを取り付けられる便利なホルダー付き
  • パタゴニアのコンバーティブル・ベスト(別売)を取り付け可能
  • 11.7オンス・800デニール・ナイロン100%。片面にTPU(サーモプラスチック・ポリウレタン)コーティングとDWR(耐久性撥水)加工済み
  • 822 g (29 oz)
  • フィリピン製


私の愛用品 #08 - Patagonia Stormfront -_f0315711_19382604.jpg

私の釣りでは出番が少ないのが現状ですが、釣りをしながら一眼レフを持ち歩く取材には重宝しています。もちろんストームフロント・パックでもよいのですが、小物とカメラを入れるのには20リットルがちょうどよいサイズなのです。

また、ストームフロント・パックはカメラを出すたびに降ろさなければならないのですが、スリングであれば前方に回すだけで取り出せます。動きのあるフライフィッシングでは一瞬を逃さないように、いつでも素早くカメラを構えられる状態でいたいものです。

   製品詳細(Patagonia HPより転載)
  • TPUコーティングを施した耐久性に優れ頑丈なナイロン素材は完全防水性を提供
  • フライボックスや小型カメラ、予備のウェアを収納できるメインコンパートメント。アクセスしやすい完全防水性のTIZIPを採用したジッパー付き
  • 右肩に掛けられる、かさばらないパッド入りの調節可能なショルダーストラップ
  • アクセスが容易なハンドル付き
  • 鉗子やピンオンリールを取り付けられる便利なホルダー付き
  • 11.7オンス・800デニール・ナイロン100%。片面にTPU(サーモプラスチック・ポリウレタン)コーティングとDWR(耐久性撥水)加工済み
  • 657 g (23.2 oz)
  • フィリピン製


製品の中には防水と表記されているバッグがありますが、その多くは止水や耐水ジッパーを使用しているので、水圧をかけると浸水します(雨程度なら大丈夫なのですが)。「水圧なんてかけない」と思うかもしれませんが、水に入れるだけでもいくらかの水圧はかかるのです。

上記3製品はすべて頑丈なナイロン素材と、メインコンパートメントには完全防水性のTIZIPを採用しており、空気を満タンにすれば浮き輪としても使えるほどの密閉力です(あくまでイメージですが……ゴムボートのような感じ)。

もちろんPFD的な使い方はおすすめできませんが、不意に深みに入ってしまった時などは、浮力の補助にはなってくれます(私が使う時には息を吹き込んでからTIZIPを閉めるようにしています)。

これからの季節、海や川に出掛ける際には、収納物が濡れる心配がないストームフロントシリーズが、一層活躍してくれそうです。

一部の写真は販売されている製品と仕様が異なっている場合がありますので、詳細は下記パタゴニアHPでご確認ください。




by Jun_Nakane | 2017-07-08 10:00 | fishing gear